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借金苦で夜逃げ!飛ぶとどうなる?解決法やデメリットを体験談から語る!

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借金を多大に抱えてしまい、返済が厳しくなった人は一度は考えたことがあるでしょう。

 

「夜逃げ」です。

 

ただ実際に行動に踏み出すのは不安が伴うでしょう。

それもそのはず。

デメリットが大きいからです。

 

「借金取りに探されないかな…」

「家賃や滞納しているお金がこれからどうなってしまうだろう…」

「実家や親せきに連絡が行って迷惑を掛けてしまわないだろうか…」

 

こんなことを考えるかと思います。

ただそんなことを踏切って私は逃げ出しました。

 

その中で私はこのデメリットと真剣に向き合い、今現在で2年経ちますが、以前よりも前向きに生きることができるようになりました。

 

「夜逃げ」をする上での真実とデメリット、そこから家族に迷惑を掛けなくて済む方法まで体験談からリアルな部分を書いていきます。

 

ただこれは、「夜逃げ」を推奨する記事ではありません。

人によっては必ずしもプラスに転じるとは限らないからです。

それを踏まえた上で読んでください。

 

 

ここで書く夜逃げとは

今回の記事で書く「夜逃げ」は文字通りの「夜に逃げる」ことではありません。

時間帯についての定義はなく、ただ借金取りや現実から逃げるための手段として「今いる場所から逃げ出して音信不通の状態を作る」という定義で書いています。

実際に私自身は仕事を控えている状態の朝に逃げ出しました。

世間一般では「飛ぶ」という表現でも使われますが、解釈としては同じと思ってもらえて構いません。

それを踏まえて読んでください。

 

夜逃げをした時に起こりうること解決法

皆さんが一番不安に感じるのはここでしょう。

まずこれがないとこの記事にたどり着いていないかと思います。

分かりやすいように一つずつ解説をした後、私自身が取った解決法もそこで書いていきます。

1:家族に連絡がいって迷惑がかかる

これが一番気がかりになるのでないでしょうか。

借金取りや仕事をしている人であれば会社、友人や知人などから連絡がいくか不安になるでしょう。

これについては結論としては一つしかありません。

 

まずほぼ100%と言っていいほど確実に家族には連絡がいきます。

借金取りといっても種類があると思いますが、消費者金融や銀行などのローン関係、友人や知人からお金を借りているケース、そして闇金も同様です。

友人や知人は人によっては実家まで連絡しないケースの方が多いかもしれませんが、連絡がいくと思っていた方がいいと思います。

消費者金融や銀行などは法的な部分が絡んでくるため、保証人に家族がなっていなかったり担保として実家の資産が絡んでいなければ執拗な取り立てもないでしょう。

闇金はもともとそれを夜逃げすることも踏まえた上で貸しているし、家族からお金を取れると思えば執拗に電話連絡がくるかもしれません。

 

どのケースにも言えることが、必ず借金問題は家族に連絡がいくし、今現在隠していても100%バレます

 

私は闇金からは借りていませんが、それ以外はほぼ全て家族には連絡がいき、大きな迷惑を掛ける結果になりました。

 

※補足

闇金問題であれば弁護士や司法書士といった法的手段に頼んでください。

よく「返さなくていいお金だから無視しとけばいい」と皆さんは言いますが、それができればそもそも逃げ出したいと思わないでしょう。

そして無視できない理由が当人にはあるはずです。

お金は掛かってしまいますが、問題が解決して先に進めるなら結果論良くなると思います。

夜逃げを考える前に、一度相談することをおススメします。

 

私自身は消費者金融などは電話で不在を確認するか郵送物での連絡だけでしたが、自営業をしていたので賃貸物件だったり契約していた会社、そして友人や知人、仕事の未払いなどを含めて実家にまで来た人だっています。

これは逃れなれない現実と思ってください。

解決法:事前に家族にはすべて話しておく

これに尽きます。

夜逃げしようと思うならば必ず全て打ち明けておいた方がいいです。

理由は、遅かれ早かれ全部バレるからです。

人によっては話せない理由もあるかもしれません。

ただ話していないと、問題は今以上に膨れ上がります。

そもそも家族に迷惑を掛けたくないのであれば、話しておく方が事前に準備もできて今後の迷惑の軽減になるかもしれませんし、話して解決できる問題ならば夜逃げする必要がなくなるかもしれないからです。

 

私は実家も借金苦だったので他の解決法が当時見出すことができず、夜逃げすることを事前に伝え、その解決法も話したうえで準備して飛び出しました。

家族は本意ではなかったですし、伝える勇気も必要になりますが、迷惑を掛けたくないという家族に対する想いがあるなら絶対に話した方がいいです。

2:借金問題はどうにもならない

借金問題は結局どうにもなりません。

夜逃げをしても一時しのぎです。

結局自分の居場所はバレます。

消費者金融や銀行、賃貸している部屋の滞納料金だったりは最終的に法的手段を取られるため、個人情報はバレて今居る場所は調べられるからです。

 

私自身は最終的に自分から連絡を取ることにしましたが、それでも把握していない借金も多数ありました。

その全てが変更したはずの自分の携帯電話に着信がきています。

住民届も変更しているのでバレやすい環境を作ったこともあるかもしれませんが、どちらにせよ住所変更は届けないと法律違反になるのでしないといけません。

 

この問題も逃げることができないと思っていた方がいいです。

解決法1:事前に借金問題をどうするか決めておく

これはすぐに決めることは不可能かもしれませんが、手段としてどういった方法を取るかだけでも決めていた方がいいです。

 

その後に返済する手段や、法的手段を取って「自己破産」「債務整理」といった方法を取ることを考えてください。

多分そうしないと、夜逃げしても同じ結果になってしまうでしょう。

 

この夜逃げすることで与えられる時間と自由は、借金問題を解決するための猶予です。

ただこの猶予は自分で無理やり作っているものであり、本来与えられる猶予ではありません。

結局借金の状況は悪化するばかりです。

無理やり作った猶予の中で、このデメリットを上回るメリットを作り上げていく必要があります。

かなり大変です。

しかしそこに踏み切ったのであれば、少しでも自分の中で精神的にでも準備しておいてください。

解決法2:誰かに協力してもらう

ここで「誰か」と表現しましたが、実際に協力してもらえるかもしれないのは「家族」しかいないでしょう。

それは夜逃げすることで音信不通になるのですから、事前に相談しておけるのはそのくらいしかいないからです。

しかし本当に信頼できる友人がいるならその人でもいいかもしれません。

ただその人にはその人の人生があります。

家族もいるでしょう。

協力してもらうには、その人にも必ず負担をかけてしまいます。

相手との信頼関係が必要になってきますが、最終的にその人の負担が大きくなってしまった時に自分の居場所が法的だけでなく全てにバレてしまう恐れが出てくるのです。

この法的に解決できる部分だけならおそらくですが夜逃げまでしようと思わないはずです。

法的に解決できないから夜逃げする手段を選んだのでしょうから、そこから完全に音信不通になるにはいくら友人でもあまりおススメはできません。

ここは自己判断で決めてください。

 

そしてこの家族に協力といった部分ですが、私は実家に直接借金の催促に来た人たちには全て父に送金して解決しました。

ただ「このお金がないから逃げ出したんだ」と思うかもしれませんが、これは自分でそのお金を作るしか方法がありません。

1カ月で作るのは無理です。

けど仕事をすれば毎月お金を送金するのは可能になってきます。

 

私は派遣で寮付きの仕事をしながら、毎月10万円送金していました。

そして他の法的な部分は債務整理をして、毎月6万円ずつ返済しています。

残ったお金から携帯代や食費、生活費を捻出して少ないお金でかろうじて生きてきました。

時給制ですから、残業の有無だったりもあるのでかなりきついです。

けどこの協力がなければここまで生きてこられなかったかもしれません。

 

これは必ずしもいるとは限りませんし、協力してもらう人にとっても負担になりますから一概に言うことはできないですが、信頼関係があるならば相談してみてください。

3:住む場所だったり仕事だったり今後が不安

住む場所や仕事は、夜逃げする前から決めておかないとありません。

ただそれを決めて出てしまうと、結果的に早い段階で自分の居場所がバレてしまう恐れがあるから不安といった方もいるでしょう。

そしてそのお金がない人だっているはずです。

 

私自身はお金は全くなかったので、最初の1カ月はホームレスで公園で生活していました。

食べるものは何もない状態です。

これを「我慢しよう」と思う方もいるかもしれませんが、そんなに簡単ではありません。

実体験から言えますが、ものすごくきついです。

 

これについては、体験談からと今になってから気付いた手段と方法を解決法で書いていきます。

解決法1:寮付きの仕事を探す

これは最終的に私が取った手段です。

寮付きの派遣会社で働くことで、部屋と仕事の確保ができました。

ただこれについては、仕事は選ばない前提です。

この期に及んで、仕事を選んで良い条件で働こうというのは甘いと思ってください。

 

当時私は32歳でしたが、それまでは「こんな仕事したことない」といった状況でした。

ただ私は「働けるだけ、住む場所があるだけ自分は幸せだ」と思い生きてきています。

たくさんスキルを持っていて、できるだけ良い条件で働きたいという方ももちろんいるかと思います。

 

ただそれは過信です。

 

自分が本当に能力が高いのであれば、こんな状況にはなっていません。

借金を作ってしまったのは他者の責任のケースもあるかもしれませんが、それは一部分であり、最終的にそういった形を作ってしまったのには自分にも責任があります。

その管理能力が低かったから今に至るわけです。

 

私自身も自営業で夜のお店を営んでいて、反社会的勢力からお金を取られて借金を作ってしまった部分もあります。

しかし、その管理能力が低いからそうなってしまったわけで、同じ状況でもそうなっていない人もいるのです。

最終責任は自分ですし、少しでも甘い考えがあれば立ち直ることはほぼ不可能でしょう。

 

とりあえず仕事ができればその間に問題を解決しつつ、新しい道も作ることができます。

条件はあまりいいものもないかもしれませんが、今の世の中でも働き口はまだまだたくさんあるのです。

実際に私がいた派遣会社でも現在のコロナ禍でもずっと募集をかけている状況なので、もし相談したい方がいれば屋梨敏日旅 (@maguroyanashi26) | Twitter気軽にDMください。

私はフリーランスですので派遣業ではありませんが、紹介することは可能ですし、どういった仕事があったかは教えることはできます。

解決法2:夜逃げする前に住む場所と働き口を決めておく

これは前述の応用になりますが、夜逃げする前に先に見つけておくことです。

何度も言いますがお金がなければ寮付きの仕事だってありますし、働くところはいくらでもあります。

私自身思ったのは、本当に精神的に苦しい状況だったので先に夜逃げすることに踏み切りました。

ただこれが「事前に準備しておけばよかった」と当時何度も後悔しています。

それはホームレス状態で生きることが本当にきつかったからです。

食べるものは我慢できるとか、少しの間だったら、とか思いますが、実際一日生きるだけで大変なんです。

 

先に見つけておくにこしたことはないでしょう。

まとめ:起こりうる問題からは逃げれない

ここまで読んで分かると思いますが、今不安に思っている問題からは逃げることができません

それは覚悟しておいた方がいいです。

 

私は今だから思いますが、自分にとっていいように解釈しているだけで、現実から逃げたことに変わりはありません。

はっきり言ってかなり迷惑かけます。

 

後は自己判断になりますが、夜逃げすることが解決方法ではないとだけ理解しておいてください。

夜逃げして結果メリットになったこと

これは私自身の体験談からなので、全ての人には当てはまりません。

しかし、似たような境遇で悩みを抱えている人がいれば、夜逃げ以外にも解決方法が自分なりに見つかるかもしれませんので、書いていきたいと思います。

1:環境が変わった

私にとってこれが一番大きいものでした。

当時の私の事情を考えていても、そのまま残っていたら今を迎えることはできなかったでしょう。

特に私は地元に住んでいたので、周りは私のことを知っています。

その中で新しい自分を作っていくことが難しかったです。

新しい道を作っていくのに一番最適な方法は、無駄な関係を断つことだと思います。

ただこれは周りの人たちが無駄な人間だと言っている訳ではありません。

今の自分にとって、その人たちが必要なのかどうなのかということです。

最終的に自分の道を作っていくのは自分自身になります。

今の環境にいれば自ずと甘えたり、足を引っ張られることもあれば、断れない環境だってあるでしょう。

 

それが全て無くなるのです。

 

中には情があるかもしれません。

ただ自分が変わる上ではそれは足を引っ張る原因にもなりかねないのです。

 

新しい環境の中でもまた出会いはあります。

ここで今まで失敗してきた問題を踏まえた上での付き合い方もできるのです。

 

またいつか戻りたいのであれば、今自分が新しい道を作って確立し、その後にみんなと会うことだって可能です。

 

「環境が変われば自分も変わる」と言いますが、私は「自分も変わる」というよりも「自分を変える」ことができました。

2:考える時間が増える

周りが居なくなることで、少なからず最初は一人の時間ができます。

その中で私はたくさんのことを考えました。

家族のこと、借金問題、将来について、これ以外にも小さなことも数えればまだたくさんあります。

ただこの時間ができたことで一つずつ解決に近付きました。

まだ全てが解決には至っていませんが、こんなに迷惑を掛けてしまってもまだ家族との仲は良好です。

借金問題も半数は片付きました。

将来についても選択肢が増えて、それに費やす時間も楽しいです。

 

悩みや不安が多ければ人はゆっくりと考えることができません。

私は地元にいた時に催促の電話や何気ない電話に追われて自分の時間はありませんでした。

いや、作ろうと思えば作れたのかもしれません。

けど私は無理でした。

 

一人になって考えていると余計に不安になる方もいるかもしれません。

性格によりますので一概に言えませんが、一人になって考える時間はプラスになりますし、これまでに見えなかったところもたくさん見えてきます。

3:自分の無力さに気付く

私は何でもできると思っていました。

一人になれば、周りがいなくなれば何でもできると。

しかし外に出れば自分の無力さに気付きます

 

これがメリットと言えるのか、となってきますが、私にとってメリットだったのでここに書かせていただきました。

 

これまでは私の能力が低くても、自然と過去の実績や評価で能力が補填されていたわけです。

何もできていなくても勝手に評価されるし、それ以前のことまで加味されるので、周りが助けてくれて事が進んでいたのに気付けていませんでした。

 

ただ外に出れば純粋に自分の能力だけで評価されます。

それ以前の実績は誰も知らないわけです。

特に派遣社員ですから、当然評価は低いでしょう。

 

これが終着点ではないので、空いた時間で将来について勉強したり行動したりとたくさんのことを試みました。

ですが、なかなか思った通りにならないし、これも実績が生まれず評価されません。

 

私は中卒ですので、学も無ければ知識も乏しいです。

今までのツケが回ってきたと言えばそうなのですが、これまで何も努力してなく周りの助けと高い評価に甘えてきたことに気付くことができました。

 

この無力さに気付けたことが今後の自分にとってプラスだったのは間違いないです。

 

努力しないと生きていけないことが分かったから。

そしてこの状況下の中で生まれた小さな実績が、今までにない大きな喜びだったから。

 

一人にならないと気付けなかったでしょう。

結論:夜逃げせずとも解決方法はある

私が思う解決方法は、夜逃げしなくても周りに協力を頼み、しっかりと問題に向き合えば良かったと思います。

借金問題については、

  • 法的手段が取れるものはすべて委託する
  • 自営業などで経営不振で払えない時は、思い切って辞めて法的手段を取る
  • 滞納問題も同様で法的手段を取る
  • 友人知人から借りて返済ができない時はもう割り切って話す
  • 闇金に至っては論外。法律に身を委ねて恐喝されたら刑事事件にする

私は闇金はありませんでしたが、反社会的勢力からの金銭要求はありました。

これは最終的に刑事事件になっています。

家族に被害はありません。

 

そして友人知人はまだ返せていませんが、いつかは返すつもりです。

こう言ってはいけないかもしれませんが、貸した方にも責任があるからって割り切って考えることにしました。

私自身も返ってきていないお金もたくさんありますし、今お金を返せって言っても返せませんから、返すために自分が生きて返済できる能力を身に付けようと思っています。

その中で最終的に責任だけは果たそうと思うようにしました。

クズの考えかもしれませんが、そうしないと返済できません。

 

後は全て法的手段を取って返済しています。

 

ただこうなってしまった以上、環境を変えて外に出るという手段はとった方が良いとは思います。

多分そのまま残ってもプラスは無いでしょう。

一度夜逃げをしたいと思ったならば、少なからず今居る場所に未練がないことを現わしています。

そこに居たいと思っているのは情であり、自分の未来のためではありません。

情は人間が生きる上で必要ですが、今そこを重要視するのかどうなのかと思います。

 

もし今夜逃げをしようって思っている方がいるならば、一度考え直してみるのも手ではないでしょうか。

最後に

最終的に夜逃げを否定しましたが、これは人様に迷惑を掛けてはいけないということからそうまとめてみました。

ただ後は自己判断になります。

人のことを考えるよりも、まずは自分を大事にしないといけないと今回思うようになりました。

これは逆説になりますが、人を大事にしたいからこそまず自分を大事にするといったことにも当てはまります。

ただ何度も書きますが、外に出てマイナスはありません。

夜逃げしなくとも、今居る環境を変えるためにも一人になって新しい道を作っていくのも悪くないと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。